
あらすじ
魔導国を建国し国王となったアインズは魔導国を理想郷とすることを決意。
永遠に繁栄し、数多の種族がアインズに跪く世界。
その第一歩として、冒険者組合の強大化と冒険者の育成を目論んだアインズは帝国に向かう。
一方、突如できた魔導国に戸惑う諸国の支配者たちも各々に対抗策を講じていた。
不滅の国に君臨する王となるべく行動を開始した、
アインズの一手が及ぼす影響とはーー。いよいよ新章開幕!
アインズの行動
理想の国
アインズはパンドラズ・アクターに会いに行くためエ・ランテルの街中を歩きます。
自分たちの存在に怯え家に閉じこもる人。暗い表情で俯きながら歩く人。仕事がなくなり閑散とした冒険者ギルド。他国に逃げた冒険者たち。
そうして以前のような活気をまるで感じられない街をみて『かつての仲間に誇れる国』を作ることを決意します。
冒険者のあり方
アインズの理想とする冒険者とは『未知を知り、既知とする者』のことです。ユグドラシルをプレイしていた自分と仲間のように。
冒険者ギルドのマスターであるアインザックに自分の理想とする冒険者の仕事をしてもらいたいことを伝え、最大限のサポートをするためギルドを魔導国の傘下に置くことを伝えます。
国のあり方、冒険者のあり方に希望を見出したアインザックはアインズを尊敬しエ・ランテルに残り協力することになります。
冒険者の勧誘
アインズは居なくなった冒険者を増やすため帝国の闘技場を訪れます。
- 冒険者ギルドを魔導国の傘下に置くこと
- 国が支援し、冒険者の育成機関を作ること
- 自身の力をみせつけ、その力で冒険者を支援すること
これらのメリットを提示することで冒険者を勧誘しようと考えたからです。
闘技場では『武王』と呼ばれる闘技場の覇者と魔法とスキルを封印して戦い、殺すことで力を見せつけます。そして、蘇生させることも可能であることを見せ驚愕させました。
帝国との関係
戦いを観戦していたジルクニフに挨拶するためにアインズはジルクニフに会いに行きます。
闘技場でアインズと武王の戦いをみたジルクニフは『打つ手なし』と判断し属国になることを申し出ました。
これにはアインズも面喰らってしまいデミウルゴスの計画を狂わせてしまったことから頭を悩ませることになりました。
『どうしてこうなった…』
その後
闘技場で『ルーン武器』を目にしたアインズはその技術に興味を持ちます。そして、ドワーフの国にルーン技術の持ち主がいることを知りドワーフの国に行くことを決めました。
リ・エスティーゼ王国
国として大きな動きはありませんが、アルベドが使者として訪れることになりました。
14巻のフラグが沢山あります。
アルベドの行動
アルベドはラナーと対話します。
その際にアインズからの褒美を渡します。それは『開ければラナーの望みが叶う』ものだそうです。加えて『対価を支払ったあと慈悲をかけてもらえる』ようになっているようです。
フィリップの登場
14巻『魔導国馬車襲撃事件』の黒幕であるフィリップが登場しました。
王国主催のパーティでアルベドに声をかけ、以降もアルベドに気安く接することからアルベドの逆鱗に触れます。このことから『王国の無能貴族を一斉に排除する計画の旗印』となりました。
当然、彼の思惑には頭の悪さがハッキリと分かるものがあります。
2.魔導王ですら自分が成り上がるための駒に過ぎない
3.都市を一つしか持っていない魔導国は大したことがない
といったものです。
彼の思い上がりは行動にも大きく現れており、自身が(ヒルマの力を借りて)主催するパーティにてアルベドの肩を抱き寄せたときはよく殺されなかったなと思いました。
その他
幕間:スレイン法国
カッツェ平野の戦争の様子を占術で情報収集していたスレイン法国。
上層部はデスナイト、ソウルイーターの数のヤバさとアインズの使った超位魔法を知ります。
それでも神人2人であればデスナイト、ソウルイーターはなんとかなるようです。
ただアインズ、ヤルダバオト、ホニョペニョコの他の吸血鬼、モモンの関係性がわからない状態で、うかつに敵対するのは危険という結論に至ります。
また会話の中に漆黒聖典番外席次『絶死絶命』がエルフの国に対して『母の恨み』を持っているとい話がありました。
この人物は15巻のサブタイトル『半森妖精の神人』と共通点が多く、フラグになっていると思われます。
まとめ
- アインズは理想の国、冒険者の為に行動
- 帝国は魔導国の属国になる
- アルベド、フィリップにブチギレ
- 次の目的地はドワーフの国
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