「Brave」はJavascriptの開発者として知られる「ブレンダン・アイク」氏が設立したBrave softwareによって開発されたウェブブラウザです。
PCだけではなくスマートフォンなどでもアプリがあり使用することができます。
このブラウザは精密な広告ブロック・プライバシー保護機能と、ブロックされた広告の代わりにBraveの配信する広告を閲覧するとトークンが稼げる仕組みとなっています。
Braveの特徴とは?
1.Webサイトが高速表示!Chromeよりも早い!
Braveは独自の広告ブロック機能を備えており、これを利用することによりChromeやFireFoxよりも最大で2~3倍もの速さでサイトを表示することができます。
※元々不要な広告などのないNetFlixなどのサイトはChromeと大差ないか微妙に遅くなるようです。
2.Brave ShieldsによりWebサイトやYoutube広告をブロックできる
BraveにはWebサイトや動画に表示される広告をブロックする機能である「Brave Shields」が備わっています。
この機能により不要な広告の一切をブロックすることができます。 もちろんOFFにすることで通常通り広告を表示することも可能です。
2-1.不要な広告をブロックできるから通信容量の節約ができる
Brave Shieldsによっていらない広告がブロックされるため、スマホなどでネットを見る際の通信量が節約され、通信容量の少ないプランを利用されている人にとってはとてもいいブラウザとなっています。そのうえ高速で表示できるので最高です。
3.Braveの広告を閲覧するとBATを稼げる「Brave Rewards」
Braveの広告表示機能をONにして使用すると、閲覧した広告に応じてBATポイントというが付与されます。
このポイントはPaypalアカウントと連動することで月に1度、日本円として入金することができるので「Braveは稼げるブラウザ」とも呼ばれています。
※上記は日本の場合です。海外と日本では法律が違うため若干内容が異なります。
3-1.独自の広告システムの「Brave Ads」
上記のBATポイントを獲得するためのシステムとしてBrave Adsと呼ばれる広告システムが採用されています。
これは閲覧サイトとは関係なく表示される広告でこれを見る(背景に表示される)ことでBATポイントを稼ぐことができます。
見たくない人は広告の表示はOFFにすることもでき、稼ぎたい人は広告の表示頻度を1時間に1~5回の表示を設定することもできます。
3-2.BATポイントを利用した投げ銭システム
獲得したBATポイントを気に入ったコンテンツクリエイターにチップとして送ることのできる投げ銭システムが採用されています。
Rewardsパネルを使って贈ったり、TwitterやReddit、GitHubに埋め込まれている投げ銭ボタンで送ることができるようになっています。
4.安全性、プライバシー保護がバッチリ
Braveは広告表示のブロックだけでなく、マルウェアなどに対するブロック機能もしっかと完備しています。
またプライベートブラウジングモード時はDuckDuckGoと呼ばれる検索履歴の残らない検索エンジンを使用するため、プライバシー保護もバッチリとなっています。
5.Chromeなどからワンクリックでブックマークが移行できる
Braveはブックマークのインポート機能があるため、たったワンクリックで過去のブラウザからのブックマークの移行ができます。
6.Chrome拡張機能が使える
BraveはChrome拡張機能のインストールに対応しており、Chromeで使っていた機能をそのまま使うことができます。
難しい操作も一切必要なく、従来どおりChromeウェブストアにアクセスして拡張機能をインストールするだけです。そのため操作感はChromeとほとんど変わりありません。
※広告ブロック系の拡張機能を使われていたならBraveでは不要になりますので、そちらはアンインストールをオススメします。
7.Braveはどの端末でも使える
WindowsやMacだけでなく、Linux,iOS,Androidなどスマホ、タブレットでも使用することができます。端末によって機能制限がかかることもなく完全対応しているので安心して使うことができます。
7-1.Brave Syncにより端末間で同期できる
この機能を使うことで上記の各端末間で設定や閲覧履歴の同期ができます。
スマホで開いたページが小さいからタブレットやPCで開くなどということが簡単にできます。 Brave Syncのやりかた
8.セキュリティ強化機能「FireWall + VPN」(iOSユーザー向け)
ユーザーデバイスのIPアドレスを隠し、インターネット上の行動を全て暗号化して保護する機能ををVPNといいます。
これにより「Brave Firewall + VPN」は、プライベートネットワークを利用することでより安全な環境で3倍〜6倍ほど高速なブラウジング体験をすることができます。
こちらの機能は有料となっており月額9.99ドル、年間99.99で利用することが可能です。
Braveの気になる点
使ってみたいけど新しいブラウザということで気になる部分も多いと思います。
日本語対応
バッチリと日本語対応です。フリーソフトのようにところどころ日本語が怪しいということもなく快適に使えます。
また、英語サイトなどは拡張機能のChrome翻訳を使うことができますのでその点も安心です。
セキュリティ、安全性も高い
広告をブロックするBrave ShieldsをONにすることで広告だけでなくマルウェアなども防ぐことができます。
またChromeのような情報収集もされないてないので、より安全に利用することができます。
さらに開発者であるブレンダン・アイク氏は「JavaScript」や「Mozilla Firefox」の開発者でもあり、実績とネームバリューから安心して使えると思います。
BATポイントでお金が稼げるのは本当?
事実です。怪しいサイトの金稼ぎのためのデマなどではなく、公式でも解説されています。
Braveを利用する際の注意点
Braveにはwidevineがデフォルトではインストールされていないため、そのままではPrime Videoなどで動画をみることができません。
動画再生時に初回の認証を間違ってしまうと以下の手順が必要になります。
まとめ
- Chrome以上に速い
- 少額ずつだが使うだけでお金が稼げる
- 端末間で同期が可能。マルチタスクに便利
- 広告ブロック、情報収集がなくChrome以上に安全
- Chromeなど別ブラウザからの移行もワンクリックで簡単
実際に使ってみた感想
- 動画視聴時の広告ブロックが快適
- スマホだと明らかにページの表示が速い
- 獲得通貨の表示をONにすると達成感がある
- ブロック機能が強すぎてバナーや商品が表示されない時がある
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